NFTアートとという最近注目を集めている言葉がありますがご存じでしょうか。
私はつい最近まで知りませんでした。
デジタルアートの売買で億を超える取引があったとか、
小学生の作品が数百万円で売買されたとか、
一体これは何なのかと思い調べてみました。
NFTアートって、なに?
超絶簡単に言うと、デジタルアートと暗号通貨のブロックチェーン技術を組み合わせたもの、
だそうです。
「なんのこっちゃ!」って感じですが、、、続けます。
デジタルアート自体はこれまでもネット上に多数存在していましたが、
所詮デジタルデータなのでコピーや改ざんが出来てしまいます。
つまり資産価値はほとんどないに等しかったのです。
この改ざん可能なデジタルアート(データ)にブロックチェーン技術を活用し、
唯一無二の資産として価値を与えることが可能になったのがNFTアートです。
更に、生み出された作品は二次流通市場での取引きに於いても
一定額の報酬をアーティストに還元する仕組みができるようになりました。
要約すると、NFTアートの作者にとっては自身の作品の唯一性が担保され
半永久的に残すことができ、販売した作品が今どこにあるのかを容易に知ることができる。
購入者は作品の所有を他人に証明することができ、
購入した作品を更に販売することができるということです。
【NFTとは「Non Fungible Token」の略で、日本語で言うと「非代替性トークン」となります】
NFTアートで億越えの取引き ティーンが数百万円の稼ぎって!?
前項ではNFTアートの仕組みについて簡単に紹介させて頂きましたが、
今度は今年話題になった事柄について紹介していこうと思います。
1番は何といっても今年3月にビープルというアーティストの作品
『Everydays:The First 5000 Days』がクリスティーズという老舗オークションハウスで
約6.900万ドル(約75億円)という額で落札されたというニュースでしょう。
75億って、あんた・・・え?
2番はこれ、8歳の小学生が夏休みの自由研究で描いたドット絵が
数百万で取引きされたというお話です。
この少年は、別の12歳の少年がクジラをモチーフにした作品が
約25万ドルで取引されたということをニュースで知り、
「やってみたい!」となって、お母さまの勧めもあって実践したようです。
お母さまは東京藝術大学の非常勤講師でアーティストとしても
活躍されている方のようです。
その後少々端折りますが、10月21日の時点で出品しているアート全173点の
総取引量は約3800万円にもなっていたようです。
聞いてるだけで嬉しくなってきますね。
その他、クリプトパンクというピクセルアートが約1,700万ドル(約18億5,000万円)で
落札されたりと日本でも大きな話題となりました。
NFTアートって誰でも売り買いできるの?どうやるの??
今度はNFTアートの売買のやり方です。
基本的に何方でも売ったり買ったりできますが、
暗号通貨の取引所に口座を開設する必要があります。
これは取引にイーサリアム等の暗号資産が使われるためです。
①NFTアートの購入方法
1.暗号通貨取引所で口座を開設する
2.ウォレットを作成する
3.暗号通貨取引所からウォレットに入金する
4.マーケットプレイス(※)にログインする
5.NFTアートを購入する
ザックリ流れだけを説明しました。
それぞれの細かい内容は、詳しく解説してくれているサイトがありますので
下のURLからご覧になってください。
②NFTアートの販売方法
1.暗号通貨取引所の口座を開設する
2.ウォレットを作成する
3.暗号通貨取引所からウォレットに入金する
4.マーケットプレイス(※)にログインし、出品するNFTアートの販売条件を入力する
5.出品するNFTアートをアップロードし買い手のつくのを待つ
ザックリ以上の流れになります。
こちらもそれぞれの細かい内容については、以下のURLからご覧になれます。
詳しく解説されています。
作品を売るにしても、買うにしても暗号通貨を使用しての取引になりますので、
何れの場合も暗号通貨取引所にアカウントを持っておく必要があります。
また、出品する際はガス代という手数料のようなものが別途かかります。
(※)マーケットプレイス
インターネット上の取引市場
OpenSea、SuperRare、nanakusa など複数あり、それぞれに特徴があります。
NFTアート どうやってつくる?
作り方については簡単なものから手の込んだものまで色々ありますが、
作品そのものはソフトウェアを使ったデジタルデータです。
ペイントを使ってササっと描いたもの、Photoshopなどのソフトを使って入念に仕上げたもの、
自身の撮った写真なんかでもNFTアートになります。
つくると言うよりは、マーケットプレイスにアップロードすることでNFTが発行され、NFTアートになるということです。
また、作品の中身については「誰がどんな表現をしてもいい」というのが前提になっています。
まとめ
NFTアートとはデジタルアートにブロックチェーン技術を融合し
唯一無二の資産価値を付与したもの。
今年日本に於いても話題となり、億を超える取引もあった。
売買には暗号通貨を使用するため、買う、売る、
何れも暗号通貨取引所のアカウントが必要。
つくり方は色々、極端にいうとデジタルデータ(アート)で
どんなものでもいい。
といって、出せばなんでも売れるということではありません。
相当な数が出品されています。
まずは、売ることよりも参加することにフォーカスして
楽しむのがいいのかも知れません。
以上、かなり掻い摘んでの紹介となりましたが、
今回紹介しきれていない特徴や法的課題なんかもまだまだあります。
もっと詳しく知りたいという方は、「美術手帖2021年12月号」に
かなり詳しく特集されてまいすので、ご購読されてみては如何でしょうか。
私も購読させて頂きました。
今回の記事を書きながら私も「やってみよう!」
という気持ちが強く湧いてきました。
実際に作品を出品して、いつかレポート出来たらと思います。
ということで、さっそく作品を作ってみましたので載せときます。
出来栄えについてのコメントは不要です。
どーせ・・・、わかってますから・・・
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